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「What Now My Love?」

 「What Now My Love?」等と曲名だけをタイトルといたしますと、たぶん何人かのバカラックさんのファンの方なら ひょっとしたら またバカラックさんの隠れた曲かと思って覗いてくださる方もいらっしゃるのではないかと 浅ましい考えを持ったまったりなのでございます。

 残念ながら そうではございません。はっきりと申し上げておきます。バカラックさんの作曲の作品ではございません。

 元々はシャンソンなのでしょうか・・・。遥か昔、ジルベール・ベコーさんが歌っておられるのを聴いたような記憶がございます。
 この曲は元々「 Et maintenant 」と言うのが原題でして、それに英語詩を付けタイトルとしたのが「What Now My Love?」なのだそうです。
 いろいろ聴き比べてみたのですが Isabelle Boulayさんの作品が素晴らしいので とりあえずここでご紹介しておきます。


 
 ラヴェルの「ボレロ」を想起させるようなリズムが 何とも言えず説得力を持って迫ってきます。

 そしてこの曲をエルビス・プレスリーさんもライブで歌っておられます。

 かつてエルビスさんのファンが多くおられましたが 当時はさっぱりと理解できませんでした。でも こうやって聴いていますと惚れ惚れとしちゃいました。

 さて、ここからがまったりブログなのでごじゃりまする。(← 借あるでおさんのコメントから)

 この曲を1962年Jane Morganさんが録音なさっておられるのですが 何と!! この曲のアレンジがバカラックさんなのでございました!!

 
 バカラックさんのストリングスアレンジが軽妙であったり、おごそかであったり変幻自在で楽しませてくれました。

 Jane Morganさんは同名タイトルのアルバム(動画の中に取り込まれています)を発表なさっておられ、バカラックさんはこのアルバムの中で3曲をアレンジなさっているそうな・・・。今回の「What Now My Love?」はその内の一曲と思われます。他にはPeter Matzさんもゲストアレンジャーとして参加なさっておられたそうです。

 他には「Make It Easy on Yourself 」ではないかと思います。レコード番号はKapp 450です。

 ちなみにこのJane Mroganさんは1959年には「 With Open Arms 」を そして1962年には「 Forever My Love 」(これを後の1965年にディオンヌさんがカヴァー) そして、1962年にはEtta Jamesさんの「Waiting for Charlie to Come Home 」をカヴァーされています。

 バカラックさんがA&Mに移籍される前に所属されていたのがKappレコードでしたから きっとそのご縁だったのでしょうねぇ・・・・。(まったりの推測)

 今回はバカラックさんの作曲作品ではございませんでしたが それなりの値打ちのある作品をご紹介できたと思っています。

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掘り出し物!!「Judge Me With Your Heart 」

 いつもこの記事はその多くをセリーヌ・ドミニクさんの「 Burt Bacharach : Song by Song 」から情報を得て、You Tube動画に該当する物がないか 検索をかけ見つけた物からご紹介するという設定で記事にしております。

 この手法から多くの掘り出し物を見つけることができました。そしてバカラックさんのファンの方々から 初めて知った等と お褒めの言葉をいただけることが楽しみで 続けてくることができました。

 
 まぁ、ドミニクさんの資料にはもっと詳しいエピソードなんかも書かれているものの 単に私が訳せないことが多く
記事の体裁を保つために動画一つでは「間」がもたず、当然聴き比べができるかもと考えまして カヴァーレコードなどがあれば 極力一緒にご紹介するということが多いのです。

 今回はこの資料以外からの記事となります。従いまして参考となりそうな一文を書くことができません。単に曲のご紹介だけに終わります。
 
 どこをどうやってこの動画作品に辿りついたのかも記憶にございません。ただひたすら徘徊してきた賜物と思っております。

 タイトルにある「 Monument 」とは記念碑という意味なので 何かの記念として特別に作成された物だと推察されるのですが 動画説明にもありますように、1966年の作品ながら編曲もバカラックさんではなく、作詞家のクレジットも書かれていないというちょいと不思議な作品です。

「非売品」となっているので 身内だけでの制作であったのかしらん。詳しくはあるでおさんのコメントをお待ちくださいませ。それと どこからともなく表れる正義の味方の鮒寿司さんにも期待しております。

 

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「 Sleep with Me Tonight 」

 この度、「カモメのジョナサン」の完結編が出版されたとのこと。私は原作本も読みましたし 映画化されたときは映画館にも足を運びました。どちらも哲学的な内容で 当時の私にはちょいと難しかったです。

 正確に申しますと、私は当時ニール・ダイアモンドさんの作品が好きで その彼がサウンドトラックを担当されたということで サントラ盤を購入し その音楽が劇中どんな使われ方をしているのか 知りたくて映画を観たというのが 正確なのです。サントラ盤もそれなりに満足していたからだと思います。ただ、映画では 人間は一人も出てこないで ひたすらカモメが飛ぶシーンばかりで ナレーションがかぶっているだけの ちょいと退屈な(ごめんなさい)映画でございました。それで原作本も読んでみたのですが 難しかったです。この本を読まれてオウム真理教に入信された方もおられたとか・・・(ここで敬語はゆるされるのか?)

 鈍感で読解力のなかった私自身に感謝しているまったりなのでございました。

 さて、そのニール・ダイアモンドさんが バカラックさんの曲を歌っておられるということで 過去にもご紹介させていただいたことがございます。「バカラックさんとニール・ダイアモンドさん」(2011年3月)

 この時にご紹介した「 Crazy 」という曲があまり私にはピンと来なくて そのままご紹介だけに終わってしまっていたのですが この曲が納められた「 Primitive 」というアルバムの中に もう一曲納められた曲が今回ご紹介する「 Sleep With Me Tonight 」なのであります。

 この曲がPatti LaBelle さんでカヴァーされているのを見つけまして 聴いてみましたら 実にいいんです。味わい深くって。この曲もCarole Bayer SagerさんとNeal Diamondさんとの共作になっているのですが これは「 Crazy 」に比べてバカラックさんテイストに満ち溢れているような気がしています。

 まずはPatti LaBelle さんの作品で。


 導入部は割とあっさりと歌っておられますが それがだんだんとソウルフルになっていき・・・・。この変化が素晴らしい。メロディも美しくて もうまったり状態です。1986年 "Winner in You"に収録されているそうです。
 彼女のこのアルバム「 Winner in You 」の中では「 On My Own 」が大ヒット(pop部門1位 R&B部門1位)しましたので その陰でひっそりとこの曲が佇んでいるのでございました。

 オリジナルのニール・ダイアモンドさんの作品は1984年に作られています。

 別の動画の説明ではシングル盤で発売されAC部門で24位になったと書かれていますねぇ。この作品だと やっぱりニールさんの作曲なのかなぁとも思ってしまいますねぇ。

 さて、この曲に惚れ込んだ方が あろうことかこれをミックスしたヴァージョンをYou Tubeでアップされておられます。
これはこれで味わい深くって ご紹介させていただきますね。

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Bacharach Documentary

 もうすでに バカラックさんのファンの方ならご存知かも知れませんが バカラックさんについてのドキュメンタリーがYou Tubeにアップされていました。

 実は 私がこのことに気付いたのが昨日のことでありまして、ここでご紹介しようと思います。
制作は英国BBCでナレーションはダスティ・スプリングフィールドさん。原題は「This Is Now 」です。
 某国の公営放送では たちまちに削除対象となりそうな動画ですが ここは太っ腹のBBCさん、残してくださいますよう 心から願っております。

 この動画には日本語字幕が入っていませんので インタビュー場面はほとんど理解できませんが 私はこの動画を見つつ、手元にバカラックさんの自叙伝を読みつつ 拝見しておりました。
 
NO.1 最初はバカラックさんの作品をカヴァーされている方々を紹介しつつ バカラックさんの初期の頃の様子を彼自身の言葉で語っておられます。日本からはピチカートファイブさんが登場なさっています。

NO.2 ここでは シラ・ブラックさん、ディオンヌさん、エルビス・コステロさん、ハーブ・アルパートさんが登場なさっておられます。

NO.3 リチャード・カーペンターさん キャロル・ベイヤー・セイガーさん

NO.4 バカラックさんの私生活の一部 競馬場でのバカラックさん 。「Captives of the heart 」をディオンさんで。

 「Captives of the heart 」は私もCDを所有して何度か聴いていたのですが あまり印象に残っておらず ここで改めて味わっていました。

 この度、刊行されましたバカラックさんの自叙伝では インタビュー部分が この「This Is Now 」からも引用されておりまして 私のしょゆうしているバカラックさんの資料も引用されていると「出典」の中で触れられています。

 なお、このバカラックさんの自伝につきましては あるでおさんのブログ「">いつもあなたとバカラック」で詳しくご紹介なさっておられます。

 

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Mel Tormeさん

  さて、今回のタイトルは「Mel Tormeさん」なのであります。「ん?」と思われるかも知れません。

 実は私、この度バカラックさんの自叙伝が発刊されるにあたり、このメル・トーメさんもとりあげられるのではないかと内心 一人興奮していたのでした。私の逸る気持ちを知らないでPCはストライキを起こして 言うことも聞いてくれず・・いや、書いたことも入力できず・・・・。そしてその待望の自叙伝ではMel Tormeさんについての記述はたったの4行でございました。

メル・トーメさんを一度記事で取り上げております。1955年バカラックさんの公式作品リスト(バカラックさん名義の曲としてASCAPに登録された)で3曲目に挙がっております。
 ちなみに記念すべき一曲目は ナット・キング・コールさんの「 Once in a Blue Moon 」(1952年)次がPatti Pageさんの「Keep Me in Mind 」(1955年)となっております。

 このメル・トーメさんについてちょいと知るきっかけとなりましたのが 1999年に彼は亡くなっておられるのですが その追悼文を読んだからなのでした。

 その前にウィキペディアでの文章をコピペしておきます。
シカゴのロシア系ユダヤ人の家庭に生まれる。4歳でデビューしたといわれるほど音楽に関して早熟な才能を示した。数々のヒット曲を物し、1940年代には映画「ハイヤー・アンド・ハイヤー」でフランク・シナトラと共演した。また、ボーカルグループ「メル・トーンズ」を結成し頭角を現し、トニー・ベネットをして「ジャズの百科事典」と言わしめた。
シナトラと並ぶアメリカジャズ界の巨人であり、その温かみと繊細さを兼ね備えた感傷的な歌声から「ベルベットの霧」と呼ばれたが、トーメ自身は「実はその呼ばれ方は好きではない」と言って、終生、ジャズ歌手としてのこだわりを捨てなかった。ロバート・ウェルズ(ボブ・ウェルズ)と共に作った代表作「ザ・クリスマス・ソング」(The Christmas Song)は、後世、多くの歌手に歌い継がれる曲となった。
1999年6月5日に、脳卒中からくる合併症のため、入院中のロサンゼルスの病院で死去した。73歳。

 あっさりとしたプロフィール紹介でありますが 彼は4歳の時に父親に連れていかれたジャズオーケストラの演奏会で飛び入りで歌い そしてそのまま専属契約されたとのことです。
 彼自身も「歌手」という肩書にこだわれたそうですが ジャズレコードの収集家でもあり、またジャズについての研究も奥深いものであったそうです。さらには TVドラマのシリーズでは俳優もこなされ、また銀幕でもご出演なさっていたそうです。

 私がこのメル・トーメさんにこだわりましたのは そのスタイルがバカラックさんの先を行くアーティストであったからなのでした。ドラムもこなされ、ピアノを弾き、そして歌い もちろん作曲もなさってヒットさせておられ・・・・。

 しかも、まだ無名であったバカラックさんの作品を早くから取り上げてくださり、また後々にもバカラックさんの作品をカヴァーされており、これは相当にバカラックさんと親交があったのではないかと推察したのでした。

 別の資料によりますと メル・トーメさんは先にも書きましたように、1955年「(The)Desperate Hours 」を取り上げ
以後、

1966年 「 My Little Red Book 」

1966年 「 Walk On By 」 (You Tubeでは発見できず)

1970年 「 Raindrops Keep Fallin! On My Head 」同名タイトルのアルバムを発表なさっておられますが 作品はYou Tubeでは発見できず。

1985年 「 Theme From Arthur 」


1985年 「 A House is not A Home 」

を取り上げておられます。10年周期と見ればよいのでしょうか。さらに付記しておきますと、制作年不詳ながら バカラックさんとお二人で 「 Anthem 」という曲も作られておられるようです。この曲につきましても いろいろ調べたのですが さっぱり見つけることはできませんでした。 National Anthemで国歌という意味らしいので きっと格調ある作品であったのではないかと思います。

 最後ではございますが バカラックさんの自叙伝の中でMel Tormeさんについて記述なさって居る箇所はP.33
当時の私はメル・トーメの<クリスマス・ソング>に夢中で、4ヶ月間ずっとこの曲ばかり弾いていたが・・・(後略)

 あまりにそっけない文章で 期待が大きかった分 ショックも相当でPCの不調とともに 私も落ち込んでしまってブログ更新に臨めない状態なのでありました。

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