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make it easy on yourself

 今回はこの曲についてのご紹介です。

 この曲をご紹介する理由は主に二つあります。

 まず、一つ目は 実は 私が資料に基づいた勘と「はったり」だけで 原文で書かれた文章を 翻訳していたことが多い私のブログ記事を 実に丁寧に細かく翻訳してくださっている英斗さんを知ったきっかけとなった曲がこの曲であったのです。

 職場では 英斗さんとはそのポジションが 当初はまったく共通ではなかったのですが 陰ひなたのない働きぶりに 我が身を振り返させられて ある意味尊敬しておりました。 ところがある日英斗さんをよく知っている方から 英斗さんが英語に堪能であることを教えてくれた人がいまして 人一倍恥ずかしがり屋さんで人見知りをする私がおそるおそるお声をかけさせていただいたのが きっかけでありました。 私が音楽ブログをやっていること、そしてバート・バカラックさんについて 記事を書き続けていることを自己紹介したのです。 英斗さんは バート・バカラックさんについての情報はご存じなかったのですが ちょっとヒットした曲の作曲をしていると 申しましたら 映画にもお詳しくたちまち話が盛り上がりました。(あっ、これは私だけかもしれませんが・・・・)

 またその時、英斗さんはかつて Three Degreesさんたちが 来日されたときに知人の紹介により、楽屋まで挨拶に行かれたことがあるとおっしゃっていました。

 Three Degreesさんが 「Make It Easy On Yourself」を歌っておられる動画がYouTubeにアップされていることは存知あげていましたし、私の「お気に入り」にも入れておりました。残念ながら画質がちょいと悪かったので 記事に載せることなくそのままにしていたのでした。

 でも 英斗さんの知人にそう言う音楽関係の方がおられるというだけで もう感激ものでした。

 翌日英斗さんにお会いしたときに 英斗さんの方からJamie Cullum と言う人がバカラックさんとステージで共演なさっていると教えられました。

 実はこれも私はお気に入りには入れていたのですが こちらはあまり記憶にはございませんでした。

 そんな会話の勢いで 人一倍恥ずかしがり屋さんで人見知りをする私でしたが 資料の話をして翻訳を恐る恐る申し出てみましたら いとも簡単に「いいですよ~~」っておっしゃっていただき その後甘えている次第なのです。


そこで今回は 英斗さんへの謝意と敬意を込めまして今回このタイトル記事を書こうと思ったしだいなのです。

まずは、Jamie Cullumさんの作品から・・・。たぶん、これはバカラックさんの生誕70周年のコンサートではなかったかしらん・・・。

そして、ひょっとしたら 英斗さんはこの時Three Degreesさん達にお会いされたのかしらん・・・。2009年東京ビルボードでの動画がございましたので こちらをご紹介しておきます。

もちろん、Three Degreesさん達は この頃にはメンバーチェンジをされていますので初期のメンバーではございません。先回の私のブログで ブリティッシュ・インベンションについて書きましたときに 英国のバンドメンバーがモータウンサウンドも競って聴いたように書いていましたので、ひょっとしたら 彼らはこの曲をThree Degreesさん達で知ったのではないかと資料をみてみましたが 残念ながら彼女たちが発表されたのは1973年でありました。

さて、もう一つの理由としまして最近私が知った事として、この曲が本来 ディオンヌさんのデビュー曲になる予定であったということなのでした。 実際ディオンヌさんのデビュー曲が「Don't Make Me Over」であったことは事実なのですが 彼女はこの「make it easy on yourself 」を録音されていて ご本人もすっかりその気になっておられたのです。 ところがこの曲は何の手違いか Jerry Butlerさんが先にリリースされることとなりました。その事を知った ディオンヌさんが知って怒って部屋を出て行くときに吐いた一言が「Don't Make Me Over」であったそうです。

この「Don't Make Me Over」がディオンヌさんの捨てぜりふであったというのは何かで読んで知ってはいたのですが 詳細は判らずにいました。

この捨てぜりふを ハル・デヴィッドさんが取り上げ 彼女のデビュー曲にしたっていうのは ハルさんのユーモアのセンスの表れなのかは 知れませんが ディオンヌさんはこの時の気持ちを込めて「Don't Make Me Over」を歌われたのかも知れません。

 ちなみにJerry Butlerさんの 「Make It Easy On Yourself」は1962年7月の録音でビルボード誌で20位でした。
ディオンヌさんの「Don't Make Me Over」は同じく1962年10月の録音で 何と何とpop部門では21位、R&B部門で5位という記録を残しておられます。

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コメント

まったりさん、こんばんは! 英斗さんとの関係、よくわかりました。職場で趣味で話が盛り上がるのはいいですね~、なかなかないことですから!

「Don't Make Me Over」がディオンヌさんの嘆き節ということと、「Make It Easy On Yourself」をディオンヌさんが気に入らなくて歌わなかったということは知ってましたが、その二つが繋がっていたとは!? 有名曲の裏側にもまだまだ知らないことがいっぱいです!! またまた勉強になりました!!!

投稿: あるでお | 2013年10月16日 (水) 21時31分

>あるでおさんへ

 「Make It Easy On Yourself」をディオンヌさんが気に入らなくて歌わなかったということは知ってましたが、その二つが繋がっていたとは!?

 って言うより、どうも原書資料では 最初に歌われたJerry Butlerさんより早く録音されていたみたいです。結局実績のあるJerry Butlerさんに持って行かれたみたいで ディオンヌさんの録音はDemo盤扱いになったみたいなんです。それゆえディオンヌさんも同年1962年に発表なさっていますから 気に入らなかったってことは考えられないのですが・・・。そして 私がずぅっと疑問に思っていたことが まだ駆け出しでデビュー前(直後?)のディオンヌさんがバカラックさんやデヴィッドさんに「 Don't Make Me Over 」と怒りをぶつけるほどの出来事が何であったのかがよく判らなかったんですが ご自身がデビュー曲だと思って録音した曲を他人に持っていかれたっていうのではあれば多少はわかるような気がするのです。

同種の出来事は後にも発生しております。いずれご紹介できればと思っています。

投稿: まったり | 2013年10月18日 (金) 22時27分

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